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02月15日(土)

磐城壽の本が出版されます

この度、鈴木酒造店の震災後からこれまでを取材した本
″福島で酒をつくりたい 「磐城壽」復活の軌跡″が出版されます。
店頭に並ぶのは令和2年2月20日になりますが、
一足早く著者の上野敏彦さんから手元に届きましたので内容をご紹介したいと思います。

上野敏彦さんは共同通信宮崎支局長を務める傍ら
数々の本を出版し、その中には神亀酒造を題材にした「闘う純米酒 神亀ひこ孫物語」や
都農ワイナリーの「闘う葡萄酒:都農ワイナリー伝説」などがあります。
何度か取材現場にご一緒したことがありますが
著者は当事者や周辺の人々を丁寧にインタビューで掘り下げ、
そこに至るまでの人の心の機微を捉えています。

作中で著者が述べている″純米酒やワイン、寿司、蕎麦など酒や食にまつわるノンフィクションを何冊か書いてきたが、
これらはすべて平常時の場合におけるドラマであった。″という一文に象徴される通り、
東日本大震災と原発事故というおおきなできごとの中で
過剰にエモーショナルになることなくそのエネルギーのうねりに負けない
細かな感情の舵とりの加減を見事に拾えていると思えます。

そんな中、鈴木酒造店の鈴木大介さん、荘司さんにつらなる鈴木家三代記ともいえる
親や祖父の世代もスポットをあてており、連綿と連なる酒蔵がつむいだ歴史を守るため
故郷から離れた地で再開をする決意に至ったことが良くわかります。

震災後さまざまなメディアにとりあげられる機会も多い
鈴木酒造店ですが震災後9年間の道のりとそれに至るまでの歴史を連続して
そして取り巻く人々がこのような形で一冊の本に物語を紡がれるというのは
感慨深く、とてもありがたい事です。
3月11日に近いこの時節に出版されることも何か運命めいたものを感じます。
ぜひ、お手にとって読んで頂き、
鈴木酒造店の酒とともにこれからの未来へ想いを馳せていただければ幸いです。

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‎2016‎年‎9‎月‎25‎日、‏‎福島市松川町で酒米農家の丹野さんを取材する上野さん

書籍情報
福島で酒をつくりたい 「磐城壽」復活の軌跡
上野 敏彦 著
平凡社新書 934
出版年月 2020/02
ISBN 9784582859348
Cコード 0258
判型・ページ数 新書 288ページ
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