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07月18日(木)

うみのひ

7月15日、大介さんに案内され浪江に行ってきた。

磐越道を船引三春で降り、川俣経由で浪江に入る。
六号まっすぐだと一時間ちょっとでいける距離だったのにだいぶ遠くなってしまった。

山木屋、津島を通って浪江の中心市街へ、
友達のうちで磐城壽の普通酒を浴びるほど飲んでカラオケ行ったりした。
請戸にいく道の田んぼがきれいだったが今ではただの雑草。

蔵はやはり何もなく基礎が残るだけ。
あんなに大きかった精米機も何も無い。
砕けた釜に水が溜まり、槽場にはゆがんだふね。
一度しか行った事がなかったけどそこで大介さんが語っていたこととともに思い出す。
見覚えのあった井戸の横の庭木が何本か復活しているのに驚いた。

これだけ雑草に覆われ朽ちた姿をさらすだけの場所に、
「忘れられた場所」以外の印象は持ち得ない。
ここは人が住んでいた故郷だ。
前に進むにはどうしたらいいんだろう。

僕は僕の撮っている作品に楽観的な展望しかないけれど、
それを信じたいし、いつかまたここで酒を酌み交わせる日が来ることを疑わない。
だれに何を言われようが信じ続け撮り続け傍らで見続けようと思った。

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