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10月05日(木)

鈴木酒造店長井蔵 プロモーション

鈴木酒造店長井蔵の新商品をご紹介します。

ただいま準備中です。少々お待ち下さい。
 
08月20日(木)

伊東和哉×磐城壽 酒蔵オンラインライブ 告知ページ

令和2年8月28日(金)の19:00より酒蔵から生配信企画を開催します。
ゲストは純米吟醸甦るのテーマソングを作曲してくれたシンガーソングライターの伊東和哉さんです。

新型コロナウィルス感染拡大の影響を受けまして、新しい試みで
酒と一緒にライブ配信を販売しようということになりました。
申し込みは以下の申し込みに記入していただき、FAXかEメールでお申し込みください。

締め切りは8月24日と短くなっていますが情報拡散などにぜひともご協力下さい。
要綱、エントリー代などはリンクしたチラシ兼申し込み票をご参照ください。

当日いわき市のゲストハウスFARO iwakiにて10名限定のパブリックビューイングを開催します。
詳細は下記のチラシのリンクからご確認下さい。

以下は鈴木酒造店長井蔵の鈴木大介さんのフェイスブックより

急ではございますが、イベント告知致します。
それも今月28日(金)。「甦る」の曲を作ってくれた伊東和哉君のライブを酒蔵発でやります。
以下申し込みに関わるところとなりますので、興味のある方お読みください。
ついでに拡散希望です。

コロナで販売機会を失った酒、しぼりたてが山のように冷蔵倉庫に入っております。
毎晩、父親と晩酌で飽きずに飲んでおりますが、当たり前だけど全然なくならない。
美味いんだけど時期的に「しぼりたて」の冠が邪魔でお客様に売るのも申し訳なくいる訳です。

一方の和哉君もライブ活動が制限されている訳で、
「(方言注意)俺、こんなだったらは、しぼりたての酒、ただでもいいがら出してよ、
うぢの蔵からライブ発信して、お客さんは、わあえでライブと酒を見る呑むってどうだよ?
そして和哉君には売上全部渡すんだ!」と、
5G環境に酒蔵がなったことに気をよくして言ってしまったのです。

さすがにその後、「送料経費と酒税はさすがにお客さんに出してモラワねと潰れっちまう!」との
社長の私より偉い誰かさんの鶴の一声で修正され、
「伊東和哉×磐城壽 酒蔵オンラインライブ」を和哉君の空いてる日時で調整した結果、
時間の余裕のない企画となった次第です。

エントリー代は、しぼりたて酒代(720ml×2本2,200円)+送料経費となり、
うち1,800円を和哉君に差し上げるといった形式になります。
詳しくは添付の申込用紙をご参照ください。
心に沁みるよい曲ばかり。和哉君には本人が大変な時から色々と助けて貰いました。
こんな形でしか今の私では応援できませんが、参加頂ければ和哉君と私どもの励みになることは、
間違いございませんので、多くの方のご参加をお待ちしております。



※チラシ兼申し込み書参考画像、大きいものは下記URLよりダウンロードして下さい。
20200828onlinelive_02_RGB_SSS_20200820024638c6c.jpg


チラシ兼申込書 RGBカラー 画像JPEG
チラシ兼申込書 RGBカラー ドキュメントPDF
チラシ兼申込書 GS白黒 画像JPEG
チラシ兼申込書 GS白黒 ドキュメントPDF
FARO iwaki パブリックビューイング 画像JPEG
FARO iwaki パブリックビューイング ドキュメントPDF
 
08月14日(金)

伊東和哉×磐城壽 酒蔵オンラインライブ

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03月12日(木)

2020年3月11日


今年の3月11日はやまがたアルカディア観光局による長井市から浪江町への慰霊バスツアーが企画されていましたが
新型コロナウィルスのためこちらが中止となり、万全を期した状態で関係者十数名で浪江へ行くことになりました。

浪江高校のあった校舎の近く、2014年の5月に浪江町の実証田を酒屋さんと見に来た場所の近くでした。
当時は今より赤く見えた山砂でその性質上の部分でいろいろ苦労されている等話をしてくれたのは
この地で農家として米を作っている半谷さん親子。
きびしい状況の中でも品質へのこだわりをしっかり持っている印象でした。
今年の台風の被害を聞くとその話のなかで、倒伏すると検査基準が変わってしまうということを聞きました。
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浪江町役場の体育館に着くとボリュームたっぷりのなみえ焼きそばを堪能。
その後で役場の蒲原さんより浪江町の復興への取り組みを聞きました。
これまでに何度も浪江には来ていますが、取り組みの全体像を聞くことによって
より具体的に未来が想像できました。
長井市の人たちからは鋭く具体的な質問が飛び、
福島県民ではない人たちの意見の視点や視座は刺激になりました。

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大平山霊園の慰霊碑に移動し、その高台から請戸を見下ろし震災当日、津波到来の時の生々しい話を聞きました。
大勢の方の犠牲や危機に晒されていた人々の恐怖が訪れた人たちの胸に去来しました。
花を供えて皆で悼み、花を回収して請戸港へ移動しました。

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大規模な工事により日々刻々と変わる請戸の道路状況。
一行は防波堤の手前で工事通行止めに当たりそこから歩いて行くことになりました
その時点で14:44ぐらい。みんなで懸命に走りましたが黙祷のサイレンには間に合わず、
防波堤の階段を駆け上がって思い思いに黙祷をささげました。
みな全国一律この時間に黙祷をささげますが9年前のあの日
この時間をきっかけにしておこった事は、亡くなった人はもちろん、その直後心も体も休まらない時間を過ごした人や
いまだ苦しめられている人々の中でいまだ起きていることで時間の区切りというのも
一つの共通認識であるだけなのではないかと思います。

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堤防の上から被災後の蔵跡地の様子を写真とともに紹介してくれました。
重量のある巨大な酒造道具が流失したこと、街並みのこと、阿武隈の山々の景色が美しいことなどを聞きました。
帰り道、くさ野神社に寄りお参りをして帰路につきました。

14日に常磐線が全線開通するからか、今までは誰もいなかった駅の回りには人が数人いて
区域解除のおかげで国道6号にはバイクや二輪車が多く見られ、
なんとなく賑わいや人のパワーや希望を今まで以上に感じられた2020年3月11日の浪江でした。


 
02月15日(土)

磐城壽の本が出版されます

この度、鈴木酒造店の震災後からこれまでを取材した本
″福島で酒をつくりたい 「磐城壽」復活の軌跡″が出版されます。
店頭に並ぶのは令和2年2月20日になりますが、
一足早く著者の上野敏彦さんから手元に届きましたので内容をご紹介したいと思います。

上野敏彦さんは共同通信宮崎支局長を務める傍ら
数々の本を出版し、その中には神亀酒造を題材にした「闘う純米酒 神亀ひこ孫物語」や
都農ワイナリーの「闘う葡萄酒:都農ワイナリー伝説」などがあります。
何度か取材現場にご一緒したことがありますが
著者は当事者や周辺の人々を丁寧にインタビューで掘り下げ、
そこに至るまでの人の心の機微を捉えています。

作中で著者が述べている″純米酒やワイン、寿司、蕎麦など酒や食にまつわるノンフィクションを何冊か書いてきたが、
これらはすべて平常時の場合におけるドラマであった。″という一文に象徴される通り、
東日本大震災と原発事故というおおきなできごとの中で
過剰にエモーショナルになることなくそのエネルギーのうねりに負けない
細かな感情の舵とりの加減を見事に拾えていると思えます。

そんな中、鈴木酒造店の鈴木大介さん、荘司さんにつらなる鈴木家三代記ともいえる
親や祖父の世代もスポットをあてており、連綿と連なる酒蔵がつむいだ歴史を守るため
故郷から離れた地で再開をする決意に至ったことが良くわかります。

震災後さまざまなメディアにとりあげられる機会も多い
鈴木酒造店ですが震災後9年間の道のりとそれに至るまでの歴史を連続して
そして取り巻く人々がこのような形で一冊の本に物語を紡がれるというのは
感慨深く、とてもありがたい事です。
3月11日に近いこの時節に出版されることも何か運命めいたものを感じます。
ぜひ、お手にとって読んで頂き、
鈴木酒造店の酒とともにこれからの未来へ想いを馳せていただければ幸いです。

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‎2016‎年‎9‎月‎25‎日、‏‎福島市松川町で酒米農家の丹野さんを取材する上野さん

書籍情報
福島で酒をつくりたい 「磐城壽」復活の軌跡
上野 敏彦 著
平凡社新書 934
出版年月 2020/02
ISBN 9784582859348
Cコード 0258
判型・ページ数 新書 288ページ
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